気ままに日向坂

日向坂46のコンサート(セットリスト)についてをメインに、音楽活動について思ったことを書いていきます

『全国おひさま化計画2021』FINAL 配信ライブ 感想

この記事の答え合わせです。セトリを私なりの書き方をするなら以下の通りです。

 

本編

- OPENING VCR

 NO WAR in the future

- GREETING

 Overture

 青春の馬

- VCR 2

 アザトカワイイ

- SKIT(髙橋、森本)

 キュン

- DANCE BREAK 1(美玲)

 My fans

- DANCE BREAK 2(丹生、髙橋、森本、山口)

 ドレミソラシド

- STAGE READING(高本、丹生、松田、渡邉、山口)

 声の足跡

 こんなに好きになっちゃっていいの?

- MC 1

 何度でも何度でも

 酸っぱい自己嫌悪

 世界にはThank you!が溢れている

- MC 2

 君しか勝たん

- DANCE BREAK 3

 膨大な夢に押し潰されて

 キツネ

 誰よりも高く跳べ!

 JOYFUL LOVE

- INTERLUDE

 ってか

 

アンコール

 ソンナコトナイヨ

- MC 3

 約束の卵

 

全体の感想としては、結構観やすい構成だなという感じですかね。演劇の要素も少なくてそこまで飽きなかったし、中だるみになりかねないと懸念していた『何度でも何度でも』からのサードブロックも、ムービングステージを使うのではなく花道を歩いて移動する演出をそこで初めて使って(2006年ぐらいまでのSMAPの、アンコールにならないとバクステまで来てくれないあの感じです)視覚的な飽きを回避していたりと、結構良かったと思います。

 

気になるのは、オープニングブロックの『青春の馬』が終わってから。ここでハッキリと分かったのは、曲ありきでブリッジを構成しているということですかね。

 

どういうことかというと、まずは『アザトカワイイ』。スクリーンには「AZATOKAWAII GAME」と出てきて曲中にメンバーがゲーム(アトラクション)に取り組む。この曲のためのブリッジで、コンサートのコンセプトとは無関係(まあこんなこと言うのは野暮ですが)。

 

次の『キュン』、ここです。『キュン』の歌詞からインスパイアされた寸劇(アザカワと何の脈略もない)が始まります。寸劇といってもミスター・ビーンのビジュアル・コメディじゃないですけど、会話なしでモノクロに切り替わります。つまり前の曲が”動”や”陽”だとしたら、この寸劇は”静”と”陰”。同じブロックでも緩急がついているわけです。しかし、曲と寸劇の間がほとんどなくアザカワの余韻がかなり残っていた。これが気になりましたね。もうちょっと時間取っても良かったんじゃないかと。

 

そして『My fans』。アザカワで”かわいい”、キュンで”感動”と来て、Myfansで”ガルクラ”です。さらに次のドレミで”清涼”、足跡とこん好きはパフォーマンスに中心という構成。これはどうなのかなぁ。まとまりがなく見えるけど、バラエティ豊かともとれるし。でもブリッジとなるVCRやトラックがその要素になる曲と関連性がないからその曲が浮いて見えるし…。良いとも悪いとも取れますね。

 

ちょっと逸れますけど『こんなに好きになっちゃっていいの?』で、満を持して前に出てきた齊藤京子めちゃくちゃカッコよかったなぁ。ダブルセンターとかシンメじゃなくて単独センターが見たくなりました。

 

 

ここからは細かい所で気になった箇所を書いていきます。推敲は後日するのでまとまりのない文章になりますがお許しください。

オープニングブロック

- OPENING VCR

 NO WAR in the future

- GREETING

 Overture

 青春の馬

ムービングステージは所謂ジャニーズ式ではなかったけど、大所帯であれだけ踊るなら仕方ないかという感じですね。アリーナのムービングの使い方も難しいんですよね。

NO WAR終わりの挨拶はもう少し重めにやってよかったかもしれないですね。「アイドル戦国時代」のフリ→NO WAR→挨拶(MC)→Overtureの流れは、最初文字列で見た時は「やるやん!」となりましたが、映像で観たらあまりパッとしませんでした。それは挨拶(MC)の所が原因ですね。

 

セカンドブロック

- VCR 2

 アザトカワイイ

- SKIT(髙橋、森本)

 キュン

- DANCE BREAK 1(美玲)

 My fans

- DANCE BREAK 2(丹生、髙橋、森本、山口)

 ドレミソラシド

- STAGE READING(高本、丹生、松田、渡邉、山口)

 声の足跡

 こんなに好きになっちゃっていいの?

セカンドブロックは、「一貫性がない」とか「バラエティに富んでいた」とか先述しましたが、ブロックの繋ぎをMCではなくちゃんとブリッジコンテンツを用意していたところは良かったです。これのおかげで流れが途切れないので。特にコンサート始まってすぐにMCを挟んじゃうと前の曲までの雰囲気や勢いが活かせないんですよね。

 

あとこのブロックで工夫しているなと見受けられたのは、視覚的な飽きを避けようとしているところ。アリーナといってもやっぱりドームクラスよりも全然狭いのでずっとメインステージにいるわけにもいかないし、今回はムービングがありましたがよく見るセンターステージに行くタイミングも難しいし、だからといって十字型にしたり1周出来るようにステージを組んだりしたら客数減らさなきゃいけないし、とにかくアリーナは工夫するのが難しい。

 

今回は、メインステージを3+1の4つに分けていました。大体は1(1階)+1(2階)なんですけど、今回は1階のステージを3分割。さらにムービングがあるおかげで花道と客席がかなり間隔を取られたため、アリーナ席もより端(スタンド側)に寄せられた感じがありました。ですが3分割された左右のステージがちょうどファンの目の前になるようになっていて「これは考えられているな」と思いましたね。加えて、ちゃんとしたステージではありませんでしたが、その左右のステージも階段を使ってキャットウォーク的な所へ行けるようにしていましたし、アリーナクラスのセットとしてはとても良かったと思います。

 

セカンドブロックのブリッジは、新3期(死語)が参加していないシングルがちらほらあったことによって、彼女たちが多く起用されていましたがこれも逆手に取った良い演出・構成だと思います。

 

『声の足跡』はw-keyakifes2021でもクールダウンの役割として選曲されてましたがさすがに勿体ない感じはありますね。東京ドームでは”良い所”で使ってほしいです。

 

やっぱり1回目のMCまでは10曲近くやったほうがいいですね。オープニングは観客の心を掴みやすいタイミングなので立て続けにやった方が満足感が得られます。今回はブリッジが多くてアレでしたが、Overtureを除いて8曲もやってくれたので私は評価しています。

 

ラストスパートブロック

 君しか勝たん

- DANCE BREAK 3

 膨大な夢に押し潰されて

 キツネ

 誰よりも高く跳べ!

 JOYFUL LOVE

- INTERLUDE

 ってか

ラストスパートブロックは、『膨大な夢に押し潰されて』前のダンストラックが要らなかったんじゃないかなと思います。というのも、その後の『キツネ』の間奏でダンスブレイクがあるし、ブロックの緩急として『膨大な夢に押し潰されて』が選ばれてるなら、別にダンストラックで誤魔化さなくてもその後のキツネ誰跳べに活かせる力はあると思うからです。

 

『ってか』はライブ映えしますね。テレビ映えするかどうかはまだMUSIC FAIRしか観ていないので何とも言えませんが。

 

でもそれより気になったのは、『ってか』終わりの本編の締め方です。ここを「ありがとうございました~」で締めると曲が作った雰囲気や空気感が勿体ない。なのでこういうカッコいい系の曲は、終わったら特効打ってすぐ暗転するみたいな「逃げ切り型」のやり方が合ってると思うんですよね。アウトロ挨拶もいらないし、さすがに「さっさと締めろ」ってなっちゃいましたね。まあしょうがないんかなぁ…。

 

 

そのほかは、

・歌詞テロップをもう少し小さくしてほしい

・寄りが多い(俯瞰の画が9:1じゃなくて8:2欲しい)

・カメラ目線嫌いだなぁ(美穂は会場全体を観ていてグッドだった)

・口パクの方がやっぱりいい(2回目のひな誕祭の生歌のひどさを思い出した)

・特効打つタイミングが下手(野外ライブの放水のタイミングも下手だった)

こんな感じですかね。

 

最後は気になった所ばかり書いてしまいましたが、演劇多めのスタイルより断然こっちですね。何より「そこまで飽きない」。そして「バカにされてない」感じがあります。それに日向坂はパフォーマンス中心でも十分戦えるチームなので、今後もこのスタイル(演劇少なめ)で行ってほしいけど、ひなくり2021はまた元に戻しそう。

次は、2022年春のデビュー・独立3周年記念の東京ドームコンサートですね。ひなくりは配信あったら考えます。